成長発達になくてはならない子供の歯
残念なことに、「乳歯だからむし歯になっても問題ない」、「永久歯という替わりがあるから大丈夫」と認識されている方は少なくありません。乳歯には、丈夫な永久歯が生えるための準備や、永久歯を正しい位置に導くといった役割だけでなく、あごの骨の成長や知能の発達、食べる・話す・飲み込むなどのお口の機能を理想的に発達させるには必要不可欠な存在です。
また、お口の機能がうまく発達しないと、鼻呼吸から口呼吸へ移行し、お口の健康だけでなく、炎症や風邪などの発症リスクを増加させるなど全身の健康にも影響するトラブルを引き起こします。
小児期から、全身の健康を考慮した適切な生活習慣の獲得、定期予防ケアが、将来のお口・全身の病気の発症・重症化予防となり、超高齢化社会を生き抜くための基盤となります。