適切なタイミングで精密な治療を
診断ができた場合、治療が必要かどうか、病気をコントロールして経過を見ていくかを総合的に判断し、あなたにとって何が最も大事なのかをよく検討して、治療の必要度を決めていきます。
治療が必要な場合、歯を削る量や歯を抜くといった処置は、必要最小限にとどめ、できる限りご自身の歯を残すことを心がけています。
しかし、歯が消化器官として咬む機能を果たせない以下のような場合は、歯を残すことのメリットとデメリットを考えて慎重に判断します。
- むし歯が大きく残された歯が極端に少ない場合
- 重度の歯周病で歯を支える骨が少ない、慢性的な炎症が改善せず全身の健康に悪い影響が出る場合
治療がスタートしたら、病気が再発しないための対策を施しています。
- 治療中の歯の細菌感染リスクを抑え、安全に治療を進めるために、ゴム製のシートを活用します。
- 精密な治療を行うために、裸眼で見えないものを拡大して見ることができる歯科用ルーペを使用します。
また、歯を喪失している場合には、しっかりと栄養摂取ができるよう、被せ物や入れ歯、人工歯根(インプラント)などを使用して、咬む機能の回復を行っていきます。